| ■ 遂に中国上陸だっ |
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2001年のゴールデンウィークは、遂に中国大陸に上陸することにした。中国へはずっと行きたかったんだけど、人民は「没有」しか云わないとか、便所がえらく汚いとか、散々な話しか聞かないので、自分の中国像が壊れるのが怖くてなかなか決行できないでいた。が、雲南省などの少数民族の多い地方はそんなことはないということなので、行ってみることにした。
雲南省はタイやネパールなどとならんで、バックパッカーが多い地方である。今回は、やはりそんな人たちに人気の高い大理、麗江を目指すことにした。らくちんで楽しそうなので。 大まかなルートは、 羽田->関空->昆明->大理->麗江->昆明->関空->羽田 である。今回はひさと二人なので、4/28に大阪で一泊させて貰い翌朝JASで昆明に飛ぶ。帰りは5/6。正規チケットなのでえらく高くついてしまったが、ＧＷなのでやむを得ますまい。 |
| ■ 4/28-29 昆明 |
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4/28の夕方の飛行機で大阪に飛び、ひさの家で一泊するがなぜかJOJOの第四部を一気読みしてしまい、１時間しか眠らないでしまった。 昆明空港から市外へのバスで乗り合わせた日本人に話を少し聞く。雲南省３回目で、学生時代には1ヵ月半居たとのことで詳しい。大理行きのバスターミナルを教えてもらう。 昆明で泊まろうとしていた茶花寶館は有名らしく、バスが直接そこまで連れて行ってくれた。まともなホテルに見えるがドミなどがある別館もあり、そこのＷ(100元/室)にチェックイン。 その後翠湖公園に行くが、睡眠不足と疲労で酷い頭痛になる。餃子屋に入るが全然食えずにビニール袋に入れて持ち帰らせてもらう。この辺の記憶ほとんどなし。 |
| ■ 大理へ |
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朝から昆明のバスターミナルに行き、一路大理へ。VOLVOの立派なバスで、４時間半で大理下関につく(106元)。大理下関から路線バスに30分ぐらい揺られて、大理古城という旧市街のある目的の街に行く。下関でうろついていたら、目指していたMCAというゲストハウスの客引きと思しきおばちゃんが寄ってきて、一緒にそこまで連れてってくれた。
MCAは白人が多いゲストハウスなのでちょっとあれだけど、うまい食堂があってうれしい。混んでいたのでＷ120元のよい部屋に泊まる。 早速大理の街を見て回る。といっても、メインの通りが一本と、それに交わる通りが何本かあるだけ。メインの通りは殆どが土産物屋で、まるで浅草のよう。それに人の多いことといったら。俗化が進んでいるとあちこちのWebに書いてあったけど、これほどとは思わなかった。特に見るべきものもないが、門に上ってみたり、一通り歩き回ってみる。 |
| ■ 5/1 中和寺へ |
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朝、早起きして旧市街を歩き回る。太極拳をしている人、SNKのやや古いゲームがあるゲーセンなどを見ることができた。帰って寝なおし。その後MCAで日本人にあう。放浪２年目で会社辞めてきているとのこと。中国(中国人)が好きだという珍しい人だった。確かに一度馴染めれば、居心地のいいところなのかも知れないと思う。 大理は、東はｼ耳海[アルハイ](サンズイに耳)という湖、西は中和峰という山に挟まれた、平らながらやや西高東低な地形をしている。この日は中和峰の山腹にある中和寺に行く。ここへはスキー場にあるようなリフトか、最初気が付かなかったんだけど馬に乗って行くことができる。我々はリフトで30分ぐらいかけて上る。えらく怖い。 中和寺からは大理やアルハイが見下ろせて気持ちがよい。ちょっとした食べ物、飲み物屋もある。中和寺は山腹にへばりつくように位置しているが、そこから水平に石畳の遊歩道が18Kmに渡って作られている。ので、南北に２Kmずつ散歩する。石畳といっても幅１mぐらいなもので崖淵に沿っているのでちょっと怖いが、見晴らしがえらく良く三塔寺なども見下ろすことができる。よくもこんなものを作ると感心する。 またリフトで下り、三塔倒影公園に行く。ここの池に三塔寺の塔を映して見よ、というお仕着せの公園であるが、後ろの山並みが丁度いい位置にきていて、ここまで計算して作ったのであれば大したものだと思う。 翌日の麗江行きバスのチケットを買いに行く。またボルボで楽して行きたいが、空いてないというので普通のミニバスの券を買う。37元。 |
| ■ 5/2 麗江へ |
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大理から麗江への道路は良く整備されていた。昆明->大理->麗江は高速道路ができたとのことで、かなり快適に旅行ができる。車窓からの景色も荒野だったり民家が並ぶ村だったり、棚田だったりと変化があって楽しい。
麗江には３時間強でつく。最初は南側から旧市街へと入るがなかなかいい雰囲気である。が、だんだん中心部へ行くに連れて、なんなんだこの人ごみが増す。それも尋常ではない混み様である。 歩き回りながら、だんだん状況がわかってきた。中国でも昨年からゴールデンウィークをつくったそうで、今年は例年にない人出なんだそうである。 目当てをつけていた宿を一通りまわるが、どこも空いていない。それ以外の宿も尋ねながらもう一周するが、それども部屋は空いてない。捜索範囲を旧市街の外に拡大するが、やはりどこも空いていない。 最後に行ったホテルのフロントの兄ちゃんが、6時まで待てというので待っていたら、そのホテルの外へ連れて行く。そのホテルはやはり満室なので、どこかほかの知っている宿へ案内してくれるらしい。人民向けの宿などを中心に旧市街をもう一週するが、結局安宿はどこも空いておらず、旧市街入り口近くの高い宿に一室見つけて、泊まることができた。 |
| ■ 5/3 玉龍雪山 |
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まず、麗江->昆明へのチケットを買いに行く。本当は昨日にするつもりだったのだが、宿さがしで何もできなかったのだ。結局5/5のフライトはとれずに5/4の夕方の便にする。
で、宿も380元->100元の部屋に移る。午前中だったので、幸いにも四方街近くの部屋がとれる。 この日は天気がよいので、玉龍雪山に行くことにした。玉龍雪山は5500mぐらいの山で、その途中までロープウェイで登ることができる。中和寺といい、人民はリフトが余程好きと見える。 7路のバスにしばし乗って、玉龍雪山公園みたいな地帯に入る。ゲートがあって入場料を40元とられる。そのまま乗ってると甘海子というところに着く。前調査では、チケット小屋があるだけとのことだったが、かなりでかい待合施設があり、バスや車が大量に止まっている。そこでチケット100元を買い、リフト乗り場へのバスを待つ。やはり混んでいる。そこからバスでリフト乗り場へ。既に長蛇の列ができておりうんざりするが、玉龍雪山に登らず帰る訳にはいかない。防寒服を借りて待つこと３時間ぐらいだろうか。ようやく６人乗りのロープウェイに乗り込む。そこからなんと１０分程度で1000mを登ってしまった。降りるとそこは雪山で、下界とは別世界であった。いきなり高山病だし。 夜、旧市街で飯食ってたらいきなり停電になった。どうも旧市街中全域のようだ。許容電力量を超えてしまったらしいが、それだけ人がいきなり大量にやってきたということなんでしょう。幸いヘッ電を持っていたので、停電の麗江を闊歩しましたが。 |
| ■ 5/4 |
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午前中、麗江旧市街をふらついて、はんこをつくってもらったり、土産を買ってみたりする。
麗江空港は市街からちょっと離れているので、タクシーで早めに移動する。麗江から昆明は420元で1時間弱。非常に快適。隣の南京人も休暇で2泊3日で麗江観光にきたとのこと。飛行機も込み合っている。 またカメリアにチェックイン。カメリアには大きなレストランがついていたので入ってみると、もう終わっていたがステージがついていて民族音楽のショーをやってくれるらしい。名物の米線を食べる。 |
| ■ 5/5 雲南民族村 |
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昆明で一日あまったので、雲南民族村に行く。ここは雲南省の少数民族を紹介するテーマパークで、１０個ぐらいの各民族村があって、それぞれ建物やステージなどがある。
各民族ごとに出し物やそのクオリティも違っているが、よくできていて予想以上に面白かった。ペー族の三道茶はいまいちだったけど。
夜は、食べ物夜市見たいのをやってるそうなので、そこへ行ってみる。四川の鍋料理を食べる。鍋に仕切りがあって、片方が赤く、片方が赤くない。赤いほうは無茶苦茶に辛い。辛いがうまい。鍋に入れる食べ物もよくわからないが適当に頼む。あとでよく見ると、臓物鍋の店だったようだが、結局内臓は食べないでしまった。 |
| ■ 5/6 帰る |
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することがないので、ボーとっしてすごす。
夜８じ頃に関空に着き、羽田行きのキャンセル待ちをする。何とかその日のうちに帰宅することができました。 |
| ■ まとめ |
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観光地化が進んでいたためか、割とあっさりした旅行だった。苦労したことも、人が多くて宿や飛行機が取れない、とかそんなのだけだし。
また中国へは行ってみたい。観光シーズンじゃないときに、メニューの読み方を覚えて。 |