上海へ行った

■ 上海へ行きました。

11/12(金)から11/14(日)の三日間で、7人で上海まで蟹を食べに行った。 何でこんなことをしているかというと、その発端は一年前にさかのぼらなければならない。 その頃会社をやめた一年上の先輩が実は旅行好きだったことが判明し、その先輩や旅行先で知り合った人たちとの飲み会の席で、こんな会話が交わされた。 「中国って、飯安くて旨いですよね。」(俺) 「お金出せば、もっと旨いもの食えますよ。あそこは上限なし。」(中国7回のFさん) 「まじ！」(一同) 「でも、個人旅行してると、皿並べてもいいとこ2枚ぐらいで 飯のとき寂しいですよね。」(誰だったか) 「じゃあ、みんなで行って円卓回しますか！」(Kさん) 「おおおー、それだ！」(一同) その時の面子は全員リーマンパッカーだった訳である。その後何回かの打合せ(飲み会)を経て、時は11月、狙うは上海蟹となった。円卓が目的なので最初4人だった面子も7人に増員。リーマンらしく年単位の腰を据えた計画が実現することになったのである。 贅沢旅行なので、HISで飛行機と宿のみのパックを予約。58k。10人を超えるとかなりアレンジがきくようだが、今回は既存のツアーを利用。 上海蟹の店は、事前に調査し、王宝和という老舗で食べることにした。日本から上海蟹コースを10Kで予約。もはや妥協は許されない。

■ 11/12（金）7名様ご案内

また、出発前日にトラブルがあったのを書いておこう。嫌がらせか。 さて、晩飯の回数を無駄にすることが出来ない我々は、13:50発16:00着のMU524で上海に向かう。いつもは無言のうちに旅行への期待を胸に膨らませる我々だが、今回は違う。大勢での旅行は妙な高揚感がありますねぇ、などと会話も弾む。もう一人のKさんは、1月から北京勤務が決まったそうな。上海じゃなくてよかったですね、とか、次は北京ダックですね、などと皆はしゃいでみたり。 上海へは3hばかりでついてしまう。フライトは6hはないと気分が切り替わらないですね、ということで意見の一致を見る。 空港へは日本語バリバリのHIS現地スタッフが出迎えてくれる。楽ちんなことにホテルへの送迎つきなのだ。一度ホテルへついてから王宝和に行く予定だったが、市街が込んでるとのことなので、直接王宝和に行くことにする。 王宝和では、多少場所が特設気味で廻らない円卓ではあったものの、前菜から蟹一匹に終わる8品のコースに超満足で舌鼓を打つ。贅言は避けてメニューと写真に留めよう。 前菜、スープ、点心、あわびと蟹味噌、エビと蟹いため、なまこと蟹、そばと蟹味噌、チンゲンサイと蟹、餅と蟹味噌、蟹一匹、デザート。勿論老酒もだ。あれ、品数多いな。まあいいや。 飯後はホテルにチェックインし、3部屋に分かれて泊まる。翌晩飯はJADE GARDENというところに決定し、集合時間と場所を決めて就寝。

■ 11/13（土） 上海観光と鴨

7時おき。KさんとOさんと、上海市街を廻る。他の人たちは、周荘に行ったり、リニアモーターカー乗りに行ったりとさまざま。旅行者だから手間がかからない。 まずはバンド。地下鉄で最寄まで行き、小雨の中、租界時代の古い建物の立ち並ぶ側から、対岸のテレビ塔などを見る。横浜からお台場を見ているような奇妙な気分だ。しかし、フジテレビといい、上海のテレビ塔といい、なぜテレビ関連の建物はああも醜悪なんだろう。 バンドから、豫園という有名な庭園へ歩く。豫園は庭よりも完全に観光地として有名で、浅草みたいなものである。しかし庭は思ったより見られた。中で、日本人だけピンポイントでつかまえて、お茶を飲ませて販売をしていた。漢方茶で結構旨かった。買わなかったけど。 そこからタクシーを拾って、リニアの駅へ。上海市街と空港を7分で結ぶリニアモーターカーが商用営業をしており、それに乗りに行くのだ。 料金は、往復80元。20分おきに走っている。最高時速は430Kmで、最高速度で走っているのは1分ほどだ。もっと距離が長ければもっとスピードだせるのだろう。 地下鉄で市街に戻って、Oさんは上海駅に電車を見に、Kさんと私は新市街という若者に人気というおしゃれな飲食街を見に行くことにする。 晩飯のJADE GARDENは新市街のそばなので、予約をこころみたが、No Tableと言われてしまった。とりあえず、またみんな集まってから特攻してみることにする。 新市街は特にどうということもなし。お茶しておしまい。 集合場所に戻って、全員でJADE GARDENに特攻。上手くしたもので、回転する円卓を用意してくれた！(また特設っぽいけど) こちらの料理もまた旨いこと。中でも白眉は鴨一匹の入ったスープ。日本人としては、雑炊とかラーメンにしたくなる。しかも、老酒4本加えても一人2k円相当とは、激安。全員満足。 飯後、私とOさんとFさんは、和平飯店のジャズバーに行く。普段日本でジャズなど聞かないのだけど、ここは平均年齢70才以上のバンドがやっている有名店で、租界の頃からやっている老舗である。そのノスタルジックな雰囲気にファンも多く、旅行雑誌等でも良くとり上げられており、一度行ってみたかったのだ。 さすがに混んでいて、最初立ち席だったが直ぐ座れた。演奏自体は上手くないが、場に味がある。さすがに外国人が多い。しばらくすると、藤井隆とユウが入ってきて、普通の観光客っぽく写真撮ったりしていた。 料金は入場料50元。それにビール50元×2で計150元だった。地下鉄は10時頃になくなってしまうので、タクシーで1時頃帰還。

■ 11/14（日）帰国

11:35発15:20着のMU521で恙無く帰国。

■ まとめ

卓抜した企画で、大変楽しかった。たまにはこういうのもいい。

おしまい